過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 21:24:20.58 ID:9u61GnnE0
仁美「どうしてここに来たか……本当は内緒にしようと思ってたんですけど」
確かに、志筑さんはさっき嘘を吐いた。
僕達、鹿目さんとさやかに知られたくないことがあったのだろう。
仁美「鹿目さん、少し以前から恋の相談をさせていただいたことがありましたよね」
まどか「うん。言っちゃっていいの?」
仁美「いいんです。きっといい機会なんですわ。色々とスッキリさせるためにも」
さやか「へ、へぇ、まさか仁美が恋の相談とはね……隅に置けないなあもう!」
志筑さんが誰かに恋をしているというのは、それほど予想外でもなかった。
志筑さんは見た目もいいし、成績も優秀、人望もそこそこあるし、かなり男子にモテていたはずだ。
ラブレターをよく貰っているという話も聞いたことある。
予想外だったとすれば、さやかに相談を持ちかけなかったことだろう。
さやかの口が軽いと思われていたのか、あるいは別の事情があったのか。
仁美「さやかさんには黙っていてすみません。でも、どうしてもまだ言うべきじゃないと思っていたんです」
まどか「もしかして仁美ちゃん、好きな人って……」
鹿目さんは何かを察したらしい。
僕には皆目見当もつかないが。
仁美「私、以前から――」
まどか「駄目だよ仁美ちゃん!今は絶対駄目!!」
大人しい鹿目さんには珍しく、大声で話を遮った。
どれだけさやかに聞かれてはいけない話なのだろう。
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