過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 12:05:35.61 ID:Dgfk4HX70
まどか「あれ、さやかちゃん?」
体中がびくりと震え、心臓が弾けそうなほど膨らんだ。
まさか声を掛けられるとも思わず、身構えながら声のした方を振り返る。
会うとしても明日になるだろうと思っていたから、このタイミングは完全に不意打ちだった。
僕も知っている、さやかの友人の鹿目まどかさんと志筑仁美さんがそこにいた。
まどか「今日は風邪だって言ってたよね?平気なの?」
仁美「私達、これからさやかさんの家にも寄ろうと思ってたんですのよ」
そうか、お見舞いという可能性もあったのか。
少し考えが甘かった。
さやか「いや、あの、その、病院に……そう、病院!薬とか貰いに行ってた!」
仁美「制服で、ですか?」
さやか「それは、えっと、なんとなく……」
まずいことになった。
問題ないと思っていた制服が、まさかこんなところで障害になるとは。
体のいろんなところから汗が噴き出しているのが分かる。
胸のあたりも少しじっとりしてきたし、なんだか息苦しさも感じる。
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