過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
1- 20
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 11:58:22.71 ID:Dgfk4HX70
さやか「へぇ、そうだったんだ。いなくなったっていうのは、転校?」

恭介「マミさんは……」

さやか「あ……まさか、事故に遭ったとか……」

恭介「違う違う!転校しちゃったの!恭介大正解!!」

さやか「なんだ、びっくりしたよ」

恭介「ふっふっふ、クイズ番組によくある溜めだよ溜め!」

さやか「いつからクイズが始まってたんだか」

恭介「とにかく、そこんとこよろしく!」

それからしばらくなぜか演技指導をされていると、僕の体の二度目のリハビリをする時間になった。

歩くことは、リハビリをしていればそのうちできるようになると言われた。

ただ腕だけが、絶対に思い通りに動かせない。

看護師に押されて出ていく自分の体を見送り、僕は病院を後にした。

僕の体でさやかが頑張っているけど、今は耐えてもらうしかない。

昨日と全く同じ道を辿り、僕はさやかの体でさやかの家に向かう。

明日までに元に戻らなければ、僕は学校に行かなければならない。

久々の学校。

久々に会う友人、クラスメイト、先生達。

みんな"美樹さやか"が登校してきたと思うはずだ。

ただし、中身はしばらく学校と縁のなかった僕なのだ。

さやか「できれば、自分の足で登校したかったな……」

そう思うのは、贅沢なのだろうか?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
234Res/164.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice