過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 18:49:13.70 ID:Dgfk4HX70
まどか「さやかちゃん、今日は珍しいね」

さやか「え、そうかな?なんていうか、気まぐれだよ気まぐれ!」

仁美「さあ、そろそろ私達も行きましょうか」

登校中の会話は思ったよりも静かだった。

というよりも、普段ならさやかが盛り上げ役になるのだが、生憎僕はさやかがどんな会話をしているのかは聞かされなかった。

出来ることと言えば、相槌を打つ程度だ。

仁美「さやかさん、体調はまだ優れませんの?」

さやか「うーん、ちょっとまだね」

今日は風邪のせいに出来るが、明日からはそうもいかない。

流石のさやかでも会話術を指南できるかどうか……

生徒の数も徐々に増え、ガラス張りの校舎が見えてくる。

透明感満載のこの見滝原中学校に、僕は数か月ぶりに帰って来た。

二人に続き教室に入り、僕は自分の席を探す。

勿論上条恭介の席ではなく、美樹さやかの席をだ。


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