過去ログ - 美子「仁美ちゃんには笑っててほしいんよ」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/12(日) 14:13:15.65 ID:4G//c1PAO
 部活動見学期間が明けて、本入部の時が来た日の昼休み。
 仁美ちゃんは普段は眠そうな目をキラキラ輝かせて熱く語りだした。

仁美「美子知っとる?」

美子「何?」

仁美「なんと生立ヶ里の白水がいるげな」

美子「生立ヶ里の白水やって!?」

仁美「インターミドルでも大活躍しとった九州最強の中三が、九州最強の新道寺やって」

美子「まぁ九州おったら、普通新道寺やし」

仁美「どげん人なんやろね」キラキラ

 生立ヶ里の白水と言えば、このあたりで麻雀をやっている人なら知らない人はいないほど有名な人だった。
 気にならないわけではない。だけど、どうしてだろう。
 白水哩のことよりも、普段やる気もなく、眠たげな仁美ちゃんがこんなに目を輝かせている方が気になった。


哩「生立ヶ里中出身、白水哩です」

仁美(おおーう)

美子(こん人が白水哩……)

 テレビや雑誌で見たことはあった。すごい人だとは思っていた。
 ピンと伸びた背筋。まっすぐに前を見つめる瞳。はきはきとした口調。

 直接彼女を前にして、その存在感は圧倒的だった。

 彼女は一気に新道寺のエースに上り詰めた。
 

 仁美ちゃんの目は彼女に釘付けになっていた。
 やっぱり、眠そうな目ではなく、羨望の眼差しで。




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