過去ログ - 桃子「桃が咲くまで」春「春を待てない」【咲SS】
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31: ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/05/18(土) 23:35:38.84 ID:pWumFHLF0

「はぁ、またダルそうな相談が来たね…」

そう言って、シロが左手で頭を押さえた
これは…

「ちょいタンマ」
「シロのちょいタンマが来た。相手は死ぬっ」
「死んだらダメだよー」

胡桃の謎解説に豊音が苦笑する
みんなが注目する中、ようやくシロが顔を上げた

「…辻垣内さんの説得はそっちですること、それはいいね?」
「ええ、ロンオブモチ」
「塞、ここ数年で作られた部活なかったっけ?」
「ええっと…」

そんな部活あったかな、だいだい昔からあるはずだけど…
と、今さっき狩宿さんとした会話を思い出した

「キャッチボール部、去年出来たばかりだよ」
「天江さんの部活だよね、龍門渕さんの連絡先なら分かるよ」

豊音が大きく手を上げた
部長会議には龍門渕さんが出てくるから、部長は彼女で間違いないだろう

「でも豊音、なんで天江衣の方じゃなくて龍門渕さんなの?」
「天江さん、携帯電話持ってないんだって」

胡桃の質問に答えながら、豊音は自分の携帯電話を取り出した

「さっそく電話してみる?」
「実際に部活を立ち上げた人なら、手続きも分かるでしょ。あとは自分たちでなんとかして…」

シロはそう言うと、またいつものようにだらっと体勢を崩してしまった
まったく、いざって時には頼りになるけど普段がこれだからなぁ…

「龍門渕さん、協力してくれるって!」

電話を終えた豊音が、自分のことのように喜んだ
結局私は何にも出来なかったなぁ

「なんとか道筋が見えてきマシタ。サンキューです」

ぺこりと頭を下げるダヴァン

「力になれるかどうか分からないけど、また何か困ったら言いに来てね」
「よーし、じゃあ龍門渕さんのところに出発するよー」

今度は豊音がダヴァンを連れていく
彼女も結構身長があるはずなんだけど、やっぱり豊音と並んじゃうと少し小さく見えるなぁ…

上手くいったらライバルが増えるだけだけど…
それでも、みんなで出られたらいいね

そう思いながら、2人の背中を見送った


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