過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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797
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:36:09.44 ID:r95OIqHp0
月火「ほほう。 純粋だね」
意地悪そうに笑いながら、月火はそう言った。
暦「悪いかよ」
以下略
798
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:36:38.07 ID:r95OIqHp0
暦「へえ。 そんな事を言うお前はどうなんだよ。 彼氏と」
月火「へ? 私の彼氏の話?」
暦「うん。 そうだけど」
以下略
799
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:37:03.36 ID:r95OIqHp0
月火「最近の話なんだけど。 というかつい数日前なんだけど」
数日前? っていうと、月火が僕の為にあれこれやってた時だよな。
月火「別れたんだよ」
以下略
800
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:37:30.19 ID:r95OIqHp0
暦「ああ、ええと」
わざとらしく咳払いをして、僕は続ける。
暦「……なんでまた?」
以下略
801
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:37:55.75 ID:r95OIqHp0
月火「そりゃありがとう。 それで、お兄ちゃん」
暦「ん?」
月火が僕の方へ顔を向けてきたので、僕も月火の方へと顔を向ける。
以下略
802
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:38:22.92 ID:r95OIqHp0
……は?
待て、落ち着け。 聞き間違えの可能性がある。 くっそー。 吸血鬼もどきになると耳が悪くなるおまけが付いてくるのか。 忍野の奴めー。 言ってくれれば良い物を。 全くとんだ捻くれたおっさんだぜ。 やれやれ。
暦「えっと、月火ちゃん。 よく聞こえなかったんだけど」
以下略
803
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:38:51.79 ID:r95OIqHp0
って事はあれだ、聞き間違えでは無かったって事になる。 ええっと、そうなるとすると……どうなるんだ?
月火が僕に好きと言った。 うん、まあここまでは別に良い。 普通だ。 普通。 妹と兄の兄妹愛だろう。 美しいなぁ。 本当に。
で、問題はその後だな。 うん。 確か月火ちゃんは付き合ってくださいと言っていたな。 それはまあ、言葉通りの意味だと思う。 それしかないし。
以下略
804
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:39:17.72 ID:r95OIqHp0
暦「あ、ああっと。 その、月火ちゃん」
暦「一応、だけどさ。 一応っつうか普通にだな。 僕と月火ちゃんは兄妹な訳じゃん? 家族な訳じゃん?」
暦「だから、その。 つまりだな。 僕と月火ちゃんは普通というかそういう関係はあれというか……って事じゃん?」
以下略
805
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:39:50.77 ID:r95OIqHp0
月火「あはははは!」
そんな慌てている僕が面白かったのか、突然月火が笑い出す。
暦「……な、なんだよ」
以下略
806
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:40:17.98 ID:r95OIqHp0
月火「けどさ、お兄ちゃん」
月火「こういう時は、はっきりと断った方が良いよ。 曖昧な返事じゃ駄目だと思うなぁ」
暦「……まあ、そうなんだけどさ」
以下略
807
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:40:49.41 ID:r95OIqHp0
暦「それは……月火ちゃんを傷付けたくなかったっていうか、お前には迷惑掛けたのもあるし……そんな感じかな」
暦「もし、もしも月火ちゃんが本気だったなら、どうしようかってのもあったし」
月火「でもさ、そうはっきり言わない事で、余計に傷付く子もいるんだよ?」
以下略
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