過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
1- 20
804: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:39:17.72 ID:r95OIqHp0
暦「あ、ああっと。 その、月火ちゃん」

暦「一応、だけどさ。 一応っつうか普通にだな。 僕と月火ちゃんは兄妹な訳じゃん? 家族な訳じゃん?」

暦「だから、その。 つまりだな。 僕と月火ちゃんは普通というかそういう関係はあれというか……って事じゃん?」
以下略



805: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:39:50.77 ID:r95OIqHp0
月火「あはははは!」

そんな慌てている僕が面白かったのか、突然月火が笑い出す。

暦「……な、なんだよ」
以下略



806: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:40:17.98 ID:r95OIqHp0
月火「けどさ、お兄ちゃん」

月火「こういう時は、はっきりと断った方が良いよ。 曖昧な返事じゃ駄目だと思うなぁ」

暦「……まあ、そうなんだけどさ」
以下略



807: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:40:49.41 ID:r95OIqHp0
暦「それは……月火ちゃんを傷付けたくなかったっていうか、お前には迷惑掛けたのもあるし……そんな感じかな」

暦「もし、もしも月火ちゃんが本気だったなら、どうしようかってのもあったし」

月火「でもさ、そうはっきり言わない事で、余計に傷付く子もいるんだよ?」
以下略



808: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:41:17.06 ID:r95OIqHp0
まあ、とは言ってもこれから誰かに告白される事なんて、まず無いだろうけど。

この話が杞憂……とまでは言わない物の、そんな真剣に悩むほどの事では無いだろう。

唯一の問題は、もし事が起こった時に、戦場ヶ原が僕を殺すか殺さないかの二択だ。
以下略



809: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:41:43.35 ID:r95OIqHp0
月火「ふうん。 ま良いや」

月火「で、これって何のお話だったの?」

暦「お前が言うのかよ。 僕だって実の妹と恋バナするなんて思ってもいなかった」
以下略



810: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:42:10.63 ID:r95OIqHp0
暦「そういう事なら、仕方ないな」

僕も、月火とは話したかったし。 それこそ、くだらない話でも真面目な話でも。

月火「よし。 それじゃあ次は何について語ろうか。 お兄ちゃん」
以下略



811: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:42:40.86 ID:r95OIqHp0
暦「月火ちゃんはどうしてだと思う?」

月火「そして、その話を続けるんだね」

月火「まあ良いか……ええっと、何故人は働くのか。 だっけ?」
以下略



812: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:43:16.91 ID:r95OIqHp0
月火「まあ、それは冗談だとして。 実際のところ、お兄ちゃんはどう思うの?」

暦「あん? ああ、さっきの話か」

暦「僕は、人類全員が無償で働いて、無償で物を提供すれば、お金なんて不要だと思うんだ。 それに、今のこの働く事が生きること、みたいな雰囲気もなくなるんじゃねえかってな」
以下略



813: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:43:48.35 ID:r95OIqHp0
金。 その言葉を聞くと、真っ先に思い出すのはあの詐欺師だ。 あの男……貝木泥舟。

あいつは、金の為に詐欺をしていると言っていた。 人を騙すのは、金の為だと。

しかし、そこには欲が感じられなかったのだ。 金に執着こそしている物の、無欲。
以下略



814: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:44:16.23 ID:r95OIqHp0
暦「結局はそうだろうな」

暦「僕が勉強をサボりたいって思うのも欲だし、火憐ちゃんが自分を強くしたいって思うのも欲だし、月火ちゃんが僕に胸を揉まれたいって思うのも欲な訳じゃんか」

月火「訳じゃんか。 じゃねえ!」
以下略



958Res/338.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice