過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:34:33.66 ID:r95OIqHp0
月火「大学に行けるとはまだ決まって無いじゃん」
と、不要な前置きをして、月火は続ける。
月火「にしても、将来の夢かぁ。 あんまり考えたことって無いんだよね」
以下略
795
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:34:59.46 ID:r95OIqHp0
暦「考えたくない?」
考えられないでは無く、考えたくないか。 僕にもまあ、その気持ちが理解できなくもないけど。 けど必ず、嫌でも考えなければならない時は来るはずだ。 僕が今、悩んでいる様に。
月火「そ。 今は今で楽しみたいからねぇ。 それにまだ中学生だしさ、そんな先の事なんて分からないや」
以下略
796
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:35:41.33 ID:r95OIqHp0
暦「僕、か」
先に質問をしといてあれだが……果たして、僕はそんな事を考えて良いのだろうか。
どうしようも無く、日常からずれた道を歩いてきた僕は、これから普通に出来るのだろうか。 普通に夢を持って、良いのだろうか。
以下略
797
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:36:09.44 ID:r95OIqHp0
月火「ほほう。 純粋だね」
意地悪そうに笑いながら、月火はそう言った。
暦「悪いかよ」
以下略
798
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:36:38.07 ID:r95OIqHp0
暦「へえ。 そんな事を言うお前はどうなんだよ。 彼氏と」
月火「へ? 私の彼氏の話?」
暦「うん。 そうだけど」
以下略
799
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:37:03.36 ID:r95OIqHp0
月火「最近の話なんだけど。 というかつい数日前なんだけど」
数日前? っていうと、月火が僕の為にあれこれやってた時だよな。
月火「別れたんだよ」
以下略
800
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:37:30.19 ID:r95OIqHp0
暦「ああ、ええと」
わざとらしく咳払いをして、僕は続ける。
暦「……なんでまた?」
以下略
801
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:37:55.75 ID:r95OIqHp0
月火「そりゃありがとう。 それで、お兄ちゃん」
暦「ん?」
月火が僕の方へ顔を向けてきたので、僕も月火の方へと顔を向ける。
以下略
802
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:38:22.92 ID:r95OIqHp0
……は?
待て、落ち着け。 聞き間違えの可能性がある。 くっそー。 吸血鬼もどきになると耳が悪くなるおまけが付いてくるのか。 忍野の奴めー。 言ってくれれば良い物を。 全くとんだ捻くれたおっさんだぜ。 やれやれ。
暦「えっと、月火ちゃん。 よく聞こえなかったんだけど」
以下略
803
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/28(火) 13:38:51.79 ID:r95OIqHp0
って事はあれだ、聞き間違えでは無かったって事になる。 ええっと、そうなるとすると……どうなるんだ?
月火が僕に好きと言った。 うん、まあここまでは別に良い。 普通だ。 普通。 妹と兄の兄妹愛だろう。 美しいなぁ。 本当に。
で、問題はその後だな。 うん。 確か月火ちゃんは付き合ってくださいと言っていたな。 それはまあ、言葉通りの意味だと思う。 それしかないし。
以下略
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