過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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876: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:24:08.75 ID:f/UYkWEU0
暦「あ? なんだよ月火ちゃん、負け惜しみか?」

月火「違う違う。 単純な理由だよ」

暦「単純な理由? 何だよそれ」
以下略



877: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:24:40.82 ID:f/UYkWEU0
月火「勝って当たり前でしょ。 なのに嬉しそうだなって思っただけだよ」

……寝ようかなもう。

月火「でも、そんなお兄ちゃんでも私は応援してるから、頑張ってね」
以下略



878: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:25:07.14 ID:f/UYkWEU0
時間経過。

夕食も食べ終え、風呂にも入り、自室で勉強をし、気付けば寝る時間。

あの一連の事件から、僕は毎日火憐と月火と一緒に寝ている。 勿論、今日も例外には漏れず、その予定だ。
以下略



879: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:26:59.57 ID:f/UYkWEU0
しかし、僕がそうしているのにはきちんとした理由があるのだ。

つまりは、怪異。

火憐にこそ、まだこれらの事は秘密にしているのだけど、月火は全てを知ってしまっている。
以下略



880: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:27:26.12 ID:f/UYkWEU0
その点で言えば、火憐も月火も二人共に怪異とは関わっている。 が、火憐は一連の事については何も知らない。 怪異という存在を認識していない。

しかし、月火は認識してしまっている。 そうならざるを得なかった。 いや、それは僕が望んだ結果なのだろう。 望ましい結果では、無かったけども。

だから僕は、何かがあった時の為にも、二人と一緒に居られる時は一緒に居ると決めたのだ。 勿論、学校にまで一緒に行く訳にはいかないので、そう考えると穴だらけの予防策ではあるが。
以下略



881: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:27:52.43 ID:f/UYkWEU0
火憐「しかしよー、兄ちゃん」

暦「ん? 何だよ」

右隣で寝そべる火憐が、唐突に口を開く。 寝ている物だとばかり思っていたけれど。
以下略



882: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:28:28.61 ID:f/UYkWEU0
火憐「ああいや、そこまでしてもらわなくても良いよ。 悪いし」

なんだ、やけに低姿勢だな。 いつもなら「早く付けろよ、ぶん殴るぞ」くらい言ってそうな物だけど。

まあ、本人が言うなら良いのかな。
以下略



883: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:29:04.43 ID:f/UYkWEU0
暦「つってもな、もうかなりきついんだけども」

月火「私がベッドから落ちたらどうするの。 一生恨まれるよ、私に」

暦「ベッドから落ちただけで!?」
以下略



884: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:29:38.53 ID:f/UYkWEU0
月火「あんま変わらないかも」

暦「んだよ。 折角詰めてやったのに」

月火「まー、元々無理があるのかもね。 一人用のベッドに三人だなんて」
以下略



885: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:30:14.13 ID:f/UYkWEU0
それだと結局一緒に寝てるとは言えないし、怪異の予防策としての一緒に寝ようってのは、口実にならなくなってしまうだろう。

月火「うーん。 じゃあ仕方ないか」

ん? 何か案でもあるのか。 いやあ、さすがは月火。 ファイヤーシスターズの参謀なだけあるぜ。


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