過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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881: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:27:52.43 ID:f/UYkWEU0
火憐「しかしよー、兄ちゃん」

暦「ん? 何だよ」

右隣で寝そべる火憐が、唐突に口を開く。 寝ている物だとばかり思っていたけれど。
以下略



882: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:28:28.61 ID:f/UYkWEU0
火憐「ああいや、そこまでしてもらわなくても良いよ。 悪いし」

なんだ、やけに低姿勢だな。 いつもなら「早く付けろよ、ぶん殴るぞ」くらい言ってそうな物だけど。

まあ、本人が言うなら良いのかな。
以下略



883: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:29:04.43 ID:f/UYkWEU0
暦「つってもな、もうかなりきついんだけども」

月火「私がベッドから落ちたらどうするの。 一生恨まれるよ、私に」

暦「ベッドから落ちただけで!?」
以下略



884: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:29:38.53 ID:f/UYkWEU0
月火「あんま変わらないかも」

暦「んだよ。 折角詰めてやったのに」

月火「まー、元々無理があるのかもね。 一人用のベッドに三人だなんて」
以下略



885: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:30:14.13 ID:f/UYkWEU0
それだと結局一緒に寝てるとは言えないし、怪異の予防策としての一緒に寝ようってのは、口実にならなくなってしまうだろう。

月火「うーん。 じゃあ仕方ないか」

ん? 何か案でもあるのか。 いやあ、さすがは月火。 ファイヤーシスターズの参謀なだけあるぜ。


886: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:30:42.73 ID:f/UYkWEU0
結果。

僕が真ん中。 それは変わらない。 不動の位置である。

火憐が右隣。 それもまた変わらない。 こいつは寝相が案外良いので、起きても同じ位置だろう。
以下略



887: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:31:08.63 ID:f/UYkWEU0
暦「おい、月火ちゃん? 月火ちゃん?」

月火「なあに、お兄ちゃん。 どうかしたの?」

暦「いや、どうかしたっていうか、どうかしてるっていうか、むしろどうにかして欲しいんだけども」
以下略



888: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:31:39.57 ID:f/UYkWEU0
月火「もう、もしかして照れてるの?」

状況を整理しよう。

僕。 ベッドで寝そべっている。 上半身はシャツ一枚、今日は暑かったので下は下着一枚。 そして布団代わりに下の妹、月火が覆い被さっている。
以下略



889: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:32:07.03 ID:f/UYkWEU0
いや、月火の体なんてもう何度見たか分からないくらい見ているし、胸だって揉んだ事はあるし、別に変な気持ちには断じてならない。 そう、いつもなら。

だが、だけども、今は?

今は、夜。
以下略



890: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:32:33.45 ID:f/UYkWEU0
月火「どしたの? お兄ちゃん」

首を傾げながら、月火は僕に問い掛ける。

……ああ、これあれだ。
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