過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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904: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:40:52.19 ID:f/UYkWEU0
月火「どしたの?」

火憐「兄ちゃん、用があるなら早くしてくれよ」

暦「一応言っておくけどな、僕達は兄妹だ。 家族だ。 だけどな」
以下略



905: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:41:19.61 ID:f/UYkWEU0
言ってしまった。 ああ、もうどうにでもなれ。 これでこいつらがドン引きしてくれれば、もうそれで良い。

ちなみに、これは嘘偽り無い本心である。

火憐「なんだ、そんな事かよ」
以下略



906: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:41:55.81 ID:f/UYkWEU0
戸惑う僕に、火憐が僕の右耳に口を寄せ、囁く。

火憐「兄ちゃんとなら良いって意味だよ、分かるだろ?」

続いて、月火が左耳に口を寄せて、囁く。
以下略



907: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:42:33.78 ID:f/UYkWEU0
暦「あ、あはははは。 随分と性質の悪いドッキリだなぁ。 びっくりしちまったよー」

火憐「折角ここまでしてるのに、ドッキリで済ませようとするなよ」

火憐「……あたしだって、恥ずかしいんだからさ」
以下略



908: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:43:14.79 ID:f/UYkWEU0
……言わない。 こいつは嘘を付くのがとことん苦手だから、今の言葉が嘘で無いという事は分かった。 分かってしまった。 つまり、火憐は本気だ。

だとするならば、月火は?

月火「ねえ、お兄ちゃん。 この前の事覚えてるでしょ? お兄ちゃんの部屋で、私がお兄ちゃんの首にキスした時の事」
以下略



909: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:43:44.85 ID:f/UYkWEU0
目を逸らすことなく、月火は言う。

なんて事だ。

月火も、本気だ。
以下略



910: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:44:17.42 ID:f/UYkWEU0
暦「か、火憐ちゃん。 月火ちゃん」

もう無理だ。 ずっと抑えてきたけども。

暦「……分かったよ。 お前らの気持ち。 僕も、今したい事はお前らと一緒だ」
以下略



911: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:44:44.78 ID:f/UYkWEU0
後日談というか、今回のオチ。

いや、まあ説明すると。

要するに、夢オチという物である。 我ながら、とんでもない夢を見てしまった。
以下略



912: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:45:10.62 ID:f/UYkWEU0
しっかし、なんであんな夢を見るかなぁ。

……原因として考えられるのは、毎日一緒に寝ている所為だよな。 絶対に。

仕方ない。 仕方ないという事にして、もう一緒に寝るのはやめるしかないだろう。 あれがもし現実になったらと思うと、どんな怪異より恐ろしいという物だ。
以下略



913: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/29(水) 13:45:37.14 ID:f/UYkWEU0
変に現実味がある夢だった所為で、翌朝起きた時は随分と動揺した物だ。 妹達にもかなり不審がられたし。

かと言って「いやぁ、実はかくがくしかじかで」なんて説明をしたら、僕は今頃息をしていないだろうけど。

本当に、もう二度とあんな夢は見たくない。 朝はかなり落ち込んだ物だ。
以下略



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