過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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156:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/21(金) 03:18:26.49 ID:YCtx6nCn0
>>155

 ×     ×

「お待ちなさいっ!ジャッジメントですのっ!!」

路地裏を駆け抜け、屋根から屋根へと飛翔する楓に、
車椅子に乗ったままの黒子が瞬間移動で追いすがる。

「これ以上は墜落も辞さない実力行使になりますわよっ!」

楓からニッと笑みをもって返答され、黒子の頭に血が上る。
だが、果たして、黒子が楓の左横に追い付き様に放った鉄矢は、
空中で楓の握る苦無に弾き飛ばされた。

「黒子どいてっ!」

こちらは文字通り空を飛んで猛追して来た美琴が楓の右隣で叫んだ。
美琴の放った電撃が、楓の放った巨大手裏剣に呑み込まれる。

「!?」

近くのビルの屋上に着地した楓をピンポイントで狙って
巨大手裏剣が突っ込んでくる。

「ニンッ!」

間一髪、巨大手裏剣は轟音を響かせて屋上の床を砕きながら突き刺さり、
楓は前方に跳躍して直撃を回避していた。
そして、その周辺の上空では、二振の、
これもやけに大振りな苦無がバチバチと電撃を吸収していた。

「邪魔っ!」

美琴が、空中で障害物となった苦無をあらぬ方向に吹き飛ばして屋上の楓に迫る。

「!?」

タンッ、と、再び跳躍した楓に向けて軌道修正しようとした美琴は、
下方から蛇の様にとぐろを巻いて上昇する鎖に絡み付かれていた。
美琴の視線の先で、楓は手近な別のビルの屋上に到着し、屋上入口のドアを強行突破していた。


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