過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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157:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/21(金) 03:23:40.78 ID:YCtx6nCn0
>>156

「お姉様っ!今すぐテレポートで…」
「くっ、あああああっ!!」

黒子が事態に気付いた時には、
一瞬真っ白になった美琴に巻き付いていた鎖はビキビキと一挙に硬度を落とし、
美琴の肉体的全力をもって破綻するまでに脆くなっていた。

「あいつ…」

黒子は憧憬し戦慄し劣情した。あの忍者紛いが何者であれ、贈る言葉はご愁傷様。
学園都市超能力者レベル5第三位常盤台の超電磁砲を本気で怒らせた。
その愚か者に掛ける言葉など他にあろう筈も無い。

「どうだった?」

ビルの屋上で、駆け上がって来た佐天、初春に美琴が尋ねるが二人とも首を横に振る。

「逃げられましたの?」

呟く黒子の側で、初春は一心不乱にミニノートを操作している。

「準備完了」
「初春?」
「行きましょう。絶対に、許しませんから」

初春の言葉に、そこにいた一同は頷いた。

 ×     ×

「!?」

村上夏美は戦慄した。
楓と手を繋ぎ、「孤独な黒子」を発動しながら表通りを歩いていたのだが、
そこに、見覚えのある四人組が次々と集まって来たからだ。

「ひゃっ!?」

楓が夏美を抱いてゴロゴロ転がり、
夏美の側にあった街灯が電撃を受けてショートし消灯しつつバチバチと帯電していた。


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