過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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664:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/05(木) 14:52:02.36 ID:uM8O51pN0
>>663

「いい加減にしろよ…じゃあ、それじゃあセンパイは、
魔法使いは一体何やってたんですかっ!?」
「お、おいっ!」

それが、夏美が高音の胸倉を掴み上げて叫んでいる言葉だと、
千雨はようやく気付いた。

「失敗しましたよ、ええ、確かに私達はgdgdに失敗しましたよ。
それでも、私達は何とかアリサを助け出そうって、
みんなアリサがさらわれたその現場で、もうすぐ側まで迫ってたんですよ。

その時先輩、一体何やってたんですか?
メイちゃんにあのステイルに三人もおまけ付いてるの、
一人で相手させるつもりだったんですか?
アリサ見捨ててメイちゃんを殺す気だったんですか先輩はっ!?!?!?」

そこで、千雨は違和感に気付く。
毅然として斬り捨てる声が聞こえない。

「………私、は………」

夏美もそれに気付いたらしい。

「私、は………守ろうと………プラン………
あの夏、私、あの大きな炎の剣、目の前で、闘って守って………
私、プランを、全てを救う、守らないと………」
「悪かったっ!」

千雨が、既に力を失った夏美を引きはがし、頭を下げた。

「悪かった、全部悪かったのは私だ、高音さんは、高音さんは精一杯、
一生懸命やってる、私なんかが言える事じゃない、だから高音さんっ」
「…あ………あ………ご、ごめんなさい」

夏美も頭を下げたが、
ふらりと動き出した高音は丸でガックリ老け込んだ様だった。

「ん!?」
「もがっ!?」

あらぬ方向に動き出した高音を見て、入口のドアを開けようとした千雨は、
とっさにその後について来た夏美と高音の口を塞ぐ。


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