過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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678:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/07(土) 13:26:45.32 ID:CDbWUnR20
>>677

「綾瀬、どういう事なんだ?今の状況聞いてるか?
最悪ネセサリウスや科学の学園都市とガチ戦争になりそうだって事で、
私達もこれ以上勝手には…」
「次元が違います」

千雨の言葉に、夕映は噛み合わない返答を返す。
その顔色は蒼白でただ事ではない。

「時間がありません。ここまでのトラブルの調査が進めば、
学園警備に物理的に活動を制約される恐れがあります。それ迄に…」
「何なんだよ、この上何かやろうって言うのか?」

引いている千雨に、夕映が手書きのメモを渡した。

「もう一度言います、時間がありません。
大至急、この作業を行って下さい。
必要な事は作業の進行に合わせて説明するです」
「何々、まほネットを接続して…」

夕映の真剣、千雨にも他の面々にも、それだけで十分だった。

「電子精霊のサブ指揮権を私に貸して下さいです」

 ×     ×

「取り敢えず、誘拐事件の決着だけは分かった」
「内容は?」
「ネセサリウスは鳴護アリサの身柄確保に失敗してる。
高速道路でアリサの身柄を確保したのはシャットアウラと見て間違いない。
現場で奪い返されたらしい」
「確かですか?」

「ああ。元々、目撃者は大勢いた。
科学の学園都市の閉鎖されたネット環境にアクセスして、
流言飛語から確度の高い情報を分析してフィルタリングした。
人為的な情報操作の形跡もあった。誘導を見抜いて削除された情報を復帰させて、
これだけの人数で別の結論はまず無いと思っていい」

「イエス!ちうさまっ!!」
「そう、ですか」

千雨の説明に対する夕映の声は苦いものだった。


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