過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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752:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/17(火) 13:54:50.17 ID:++6tDXDL0
>>751

「!?」

美琴がとっさに電磁バリアを張った。
近くの窓硝子が窓ごと吹っ飛ぶ。
次の瞬間、窓から突入して来た小柄な少女がバカデカイ刀を一閃し、
槍持ちの女子生徒達はまとめて壁まで吹っ飛ばされていた。

「大丈夫ですかっ!?」

黒髪をサイドポニーに束ねた少女が、
小柄な体躯に似合わぬ野太刀を片手に叫ぶ。

「大丈夫、みたいねぇ。あの娘達…」

食蜂の言葉に、視線はそちらに向けられる。
のそりと動き出した槍持ち達は、上着を脱ぎ捨て、
立ち上がるとボタンを弾き飛ばしてブラウスの前を開く。
開いた胸元から抜き出した右手で槍を握り立ち上がっていた。

 ×     ×

月詠は、じりっ、じりっと敵を見定めていた。
実力差は圧倒的の筈、この程度の相手であれば百人千人来ても月詠は苦もなく切り抜けられる。
ぬるりぬるりと自然な集団戦法に馴染んでいる、
そのために人数以上の相乗効果を出している点が厄介だったが、それにしたって限度がある。
ざわっ、とした気配と共に人波が割れた。

(西洋剣っ!)

月詠の右の小太刀が重い西洋剣を受け太刀する。
見た目そのままであれば月詠のちっこい肉体ごと断ち割られる重量、勢いだが、
現実にはしっかりと拮抗している。
そして、左の小太刀が身近で起こった爆発から月詠の肉体をガードし、
西洋剣を弾き飛ばした月詠がタッと距離を取る。


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