過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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777:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/21(土) 14:47:04.82 ID:5PbKEfc20
>>776

「ぐふうっ!」

陣が変形し、月詠が取り囲まれる。
斬撃の応酬の果てに、無傷の月詠が牛深を蹴り飛ばす。
それでも攻撃はやまない。

(…ユニット攻撃に徹して…力押しでも破れはします、が…)

この程度の相手の僅かな隙を見付けるのは月詠には容易い事だった。
ダンッと後ろに跳躍して丸で針の穴を抜ける様に囲みを突破すると、
ダンッ、と、爆発的な前進で再突入して見せる。

「くっ!」

ガガガガンと小太刀の連打を浴びせられ、五和が防戦一方で陣から押し出される。
他の面々が慌ててそれを追い掛け、陣を組み直す。

「ロンギヌス」
「!?」

月詠の呟きに五和が反応する。

「結局は耶○、うちらは退治のプロ、大概の対処法は知ってますわ。
○蘇のロンギヌスになぞらえた、あんたさんが陣立ての旗頭」
「くっ!」

ぶうんと振られた槍が空振りし、小柄な月詠の爪先がとん、と、その穂先に乗り着地する。
一度引かれた槍先が月詠の残像を貫く。
五和が振り返ったその瞬間、月詠が放ったスーパーかぱ君が五和の胸元で爆発し、
五和が目を見開いた時には、ざざっと間合いを詰めた月詠が
五和の皮膚に触れる僅か手前の所で一寸刻み五分試しに小太刀を鋭く振るっていた。

「はい神鳴流奥義斬岩けーんっ烈蹴斬ぁーんっ♪」

五和がはっと左右を見たその先で、
香焼、野母崎、諫早が吹き飛びずしゃあっと叩き付けられてがくっと倒れ込む。


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