過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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818:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/28(土) 04:05:44.76 ID:eQR3iM240
>>817

 ×     ×

研究所外の荒れた空き地で、一同荒い息を吐いていた。
その直後、ズズ、ン、と研究所が崩壊して見る見る瓦礫の山と化して沈んでいく。
ヒュドラが橋と共に落下した先も地下三階だった。

バッと立ち上がった絹旗が大の字に体を広げ、カカカカンと銃弾が弾ける。
空き地に突っ込んで来て窓から細い煙を上げていたバンが原子崩しを受けて爆発する。
それでも、キキキッと数台の車が突入して来て突撃銃を手にした迷彩服が続々と降車する。

「神鳴流秘剣・百花繚乱っ!!」

麦野が原子崩しを連射している側では、刹那も夕凪から強烈な気の衝撃波を放つ。

「ひゅうっ」

麦野が口笛を吹く。刹那の放った一撃が一直線に断ち割った敵陣のラインを、
刹那と愛衣が突っ走り妨げる者をなぎ倒して出口に向かう。
元々、銃弾ぐらいは何とかするスキルを持ってもいるらしい。

「ふんっ、こっちはそんな器用じゃないんだにゃー。
だ、か、ら、
ブチコロシ確定だあっ!!!」

乱戦の中、更にもう一台のワゴン車がクラクションを鳴らして突っ込んで来た。
それも、防弾車らしい。
クラクションが自分達の符丁の緊急信号であると気付き、
急停車した車にアイテムの面々が乗り込む。

「おらあっ!!」

帰り際、半ば箱乗りした麦野がシリコンバーンで迷彩服を一掃する。


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