過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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819:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/28(土) 04:09:05.72 ID:eQR3iM240
>>818

 ×     ×

「ったくよぉ、小賢しく欲かいて先回りなんてするモンじゃねぇぜ」

幾つか車を乗り換え、研究所からかなり離れた場所で、
麦野は下部組織の運転手と分かれて嘆息した。

「ん?」

その時、麦野がすかっと身を交わす。
本を読みながらトテテと小走りして来た人物が、どてんとその場に転倒した。

「Sorry!」

被っている白いフードが邪魔だが、声や体格からして中学生ぐらいの少女らしい。

「ぺらぺらぺらぺらコンニチワぺらぺらぺらぺらコンバンワぺらぺらぺらぺらオハヨウゴザイマス
ぺらぺらぺらぺらぺらゴキゲンヨウぺらぺらぺらぺらアナタノオナマエナンデスカ
ぺらぺらぺらぺらオバンデスぺらぺらぺらぺらぺらゴメンクダサイぺらぺらぺらぺらシツレイシマス」

ぺらぺらぺらぺらまくし立て、ぺこりと頭を下げてアイテムの面々からトテテと遠ざかる。

そこで、絹旗が自分の携帯を差し出した。

「で、辞世の句でも聞かせてくれるのかにゃー?」
「Sorry あなた方に回収されるなら大丈夫と思ってた」
「私達にあの化け物をどうしろってんだ?」

「That’s
それが分かっているからよ。
前にも言ったわ、少なくともオカルト狂いしたマッドサイエンティストに任せるよりはマシだと。
欲得ずくの現実的な選択肢として、あれを外に放ってどうこうすると言うものは存在しない筈」


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