過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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901:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/17(木) 15:03:27.16 ID:rcx6DQH80
>>900

「!?神鳴流奥義、斬鉄閃っ!!」

既に刹那の限界を超えようとしていた建御雷をカードに戻していた刹那が、
とっさに夕凪の抜き打ちで気の波動を放つ。
それは、目の前でヒュドラを呑み込む炎の山から飛び出してきた何かを弾き飛ばした。
それは、紅蓮の炎をまといながら空中で巻き上がる。

「首、か?………
灰は灰に、塵は塵に、吸血殺しの紅十字っ!!!」

ステイルが、戻って来たものを二振りの炎剣で更に弾き飛ばした。
この時には、ここにいる一同にもおよその状況は掴めていた。

「炎を消してっ!」

愛衣が叫ぶ。

「あれは、炎では殺せないっ!!」
「ちいっ!!」

愛衣の叫びを聞き、ステイルがイノケンティウスを鎮火する。
刹那が吹き飛ばした傷口を焼き潰すには十分だった筈だ。

それでも、一本だけ、直径が人の肩幅を超える大蛇の形をしたヒュドラの首が、
紅蓮の炎をまといながら原形を留めて鎌首をもたげていた。
その首の口が開き、

「くっ!!」
一同が左右に散り、その間にヒュドラの口から火炎が噴射される。

「いよいよ、怪獣だなっ!」

ヒュドラの横っ面を炎剣でひっぱたきながらステイルが叫ぶ。

「効いてますかっ!?」
「ゼロではない、って所か」

メアリエの問いにステイルが苛立った口調で答える。


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