過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:39:52.42 ID:4Z+Lx22no

 シラユキは頷く。特殊ではあるが、,彼女もこの世界の住人だ。
 この世界のしがらみには、従わざるを得ないのだろう。

「それでは、少しのあいだ騒がしくなると思いますが、よろしくお願いします。
 こちらも仕事ですから、ご容赦ください。ご存知でしょう。仕事なのです。申し訳ありませんがね」

 男はそういって、玄関を出て行った。しばらくの間、屋敷の外をうろつくのだろう。
 それに、彼ひとりではないようだった。何人もの住人を連れてきたらしい。

 シラユキは無言のまま、わたしを屋敷の奥へと促した。
 窓の外から見えないような位置を通る。

「そのうち、屋敷の中を調べさせてくれ、と言い出すでしょうね」

 とシラユキは言う。わたしもそうだろうと思った。




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