過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/22(水) 08:05:46.08 ID:vaaX809Zo



 わたしの説明を聞いて、シラユキは考え込むように頷いた。
 
 それから書庫の様子を見に行くと言い出したので、わたしもついていくことになった。
 書庫には近付きたくなかったが、シラユキからも離れたくなかった。

「あの、一緒に行くのはいいんですけど」

「なに?」

「裾、掴まれてると、ちょっと歩きにくいです」

「……」

「……あの」

 わたしが答えないでいると、シラユキは困ったように溜め息をつく。




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