92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/23(木) 08:23:30.54 ID:eYA5xb04o
  
  けれど最後に、ひとつだけ、わたしは訊ねることにした。 
  
 「本当に大丈夫だと思う?」 
  
 「はい」 
   
  確信めいた声で、シラユキは言う。 
  もちろん、正直に言って疑わしいところだったけれど、かといってこれ以上言えることもなかった。 
  わたしは溜め息をついて、それならば、と思う。 
  
 「ね、せっかくだし、一緒にお風呂に入ろう?」 
  
 「……待ってください。何が"せっかく"なのか、よく分からないです」 
  
  シラユキは戸惑ったような声をあげた。 
  
 「シラユキの言う通り本当に何もないとしても、気を付けておくに越したことはないし」 
  
  気を付けるっていうなら別々に入って、それぞれ見張るとか、方法があると思うんですけど、と彼女は俯く。 
  
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