過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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104: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/05/26(日) 19:57:42.58 ID:cUmqdaKSO





何故、こうしているのだろう。
何故、私は――

どこを歩いているかも分からないうちに、ケイはイズルの部屋に着いた。
そして中に入って、自分では気付かぬうちにただならない雰囲気でいたらしく、イスに座らされた。
涙は出なくなったものの、未だ身体は震えているせいか、イズルは真剣にケイを心配してくれた。
……もっとも、その心配するような声の内容は分かっていないが。

……イズル、と心の中で呟く。
いつぞやの休暇とその後の戦い以来、ケイは彼に惹かれ始めていた。
その実直さ、仲間を大切に思う心に。
どんどんどんどん、のめり込むように。転がり落ちるように。
最初は冷めた態度で聞いていた『ヒーロー』という言葉も、いつの間にか自分で真剣に言ってしまうようになった。



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