過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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156: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/07(金) 21:58:16.99 ID:FnVTaFrK0
どうしてこうなったんだろう。
イズルはぼんやりとした気持ちのまま、ただ視線を投げ出すように前に向けていた。
目の前には、淫らな姿をこちらに披露する『仲間』であるはずの少女がいる。

彼女の想いなんて、イズルは少しも知らなかった。
自分のことなど、単に頼りないリーダーだとでも思っていると、そう勝手に考えていた。

どうすればいいのだろう。
イズルの脳内では、理解するのを止めた部分と必死になって現状への行動方針を打ち出そうとしている部分とがせめぎあっていた。

こんなとき、ヒーローなら。
ヒーロー、なら――

……そこでイズルの思考は真っ白になった。
彼が記憶のない自らの基盤としているヒーローは、こんな場面になど出会わない。
それも当然である。
彼の読んでいたヒーローマンガは所詮は子供向けのモノ。
英雄色を好む、というような言葉の出るタイプのヒーローをイズルは知らない。

だから、彼は。

「……んっ、はぁ……っ!」

「――む、う……っ!?」

ただされるがまま、ケイに奉仕するしかなかった。


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