過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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162: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/07(金) 22:04:44.81 ID:FnVTaFrK0
え? とケイが顔を上げる。
イズルは、微笑んでケイを見つめていた。
彼は落ち着いて彼女を見つめて、一言告げた。



「――だって、ケイ、泣いてるじゃないか」



その言葉に心奪われた、という表現が適切だろうか。
数秒間、ケイは完全に動きを止めていた。
イズルは、何を言っているんだろう?
私は、泣いてなど――

「……あ」

ゆっくりと、ケイの暗い紫色の瞳の辺りに、イズルの右人差し指が伸ばされる。
ビクリとケイが反応する前に、彼はケイの両目尻を拭って、示した。
その指先には、透明に、照明を反射して輝く液体があった。


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