過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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208: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/13(木) 16:26:43.31 ID:nP2pPPMy0
「……悪い」

立ち上がったイズルに、アサギは近付くと俯きがちに謝罪の言葉を口にする。
彼はチームでの最年長のメンバーだ。故に、チームメイトを殴った、という事実を彼は大きく悔やんでいた。
ついでに言うと、訓練の悪い成果も、自らの責任だと感じてしまいがちなところがある。

「…俺も、悪かったな」

アサギに続くようにスルガも同様に声を上げる。
いつもは女性を口説くのに軽い気分でいる彼も、さすがにこの時は違っていた。

「良いんだ、その、皆イライラしてただろうし」

ようやく話しやすくなったかな。…ちょっと痛いけど。
そう考えながら、イズルは続けて、ずっと言いたかったことを口にする。

「あのさ、皆、もっと話さない?」

「……」

「……」

「……」

「……」

誰もその提案には答えない。
イズルの言うことの必要性は理解してはいるが、実際に対応はできない、という風な表情で彼を見ていた。
イズルは構わず続ける。とにかく、自分の考えを皆に伝えなくてはならない。
自らの行動で一生が決まるなら。
きっと、チームのこれからは全員の行動で決まるはずだ。


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