過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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239: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/16(日) 07:44:53.78 ID:iyF509dp0





ケイの部屋には、すぐに着いた。
全速力でやってきたせいか、息はすでに上がっていた。
一度呼吸を整えてから、イズルは身を正して、緊張した面持ちでノックを一度した。

「――はい?」

幸運なことに、ケイは起きていた。
少しばかり低血圧なためか、彼女の声には僅かに張りがなかった。

「…ケイ、良いかな?」

「……」

ノックの主がイズルだと分かった瞬間、ドアの向こうで、ケイが一瞬戸惑ったのが分かった。
それから、彼女の返事がないまま、ドアが開いた。
入っていい、ということらしい。
イズルは遠慮がちに一歩踏み出す。

相変わらずお菓子作りの道具が置かれている部屋に、ケイはいた。
ベッドのそばに立っている彼女は、強張った笑顔でイズルを出迎えてくれた。


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