過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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240: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/16(日) 07:45:55.98 ID:iyF509dp0
「…おはよう、イズル」

「うん、おはよう」

伝統的な朝の挨拶をしてから、イズルはケイに改めて向き合う。
彼女の笑みは、緊張しているのか引きつっていた。
あまりイズルも人のことを言えないくらい笑顔が作れていないが。

「その、返事……しに来たんだ」

前置きを伝え、イズルは笑顔を頑張って維持する。
ケイはもう笑う余裕が失せてしまったらしく、緊張した面持ちで真剣な眼差しをイズルに向けていた。

その様子を見て、イズルは話す準備が出来たと確信して――始めた。

「色々、考えてたんだ。ケイと初めて会ってからのこと、これまでのこと。それから――おとといのこと」

ポツリ、ポツリと言葉を紡ぐ。
出来た結論をどう伝えるか、大事に考えながら。

「僕さ。ケイは『仲間』だから、大切にしたいんだ、好きなんだって、ずっと思ってた」

その言葉に、ケイの表情は変化しない。
彼女は、それをずっと理解していた。
そのことが分かって、イズルは特に止めず、続ける。


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