過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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445: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/28(金) 23:45:47.87 ID:rrc6z/RA0
「…レイカ」

「…うん?」

そらきた。
予想通りの展開に特に驚かずに彼女は何気なく身を乗り出す。
この友人は何かと抱えて絶えないストレスを抱く。
少しでも自分のような人間が軽減してやらなくてはならない。

リンはそんなことを思うレイカのことは知らずに、そっと喋り始める。
その声色は、戸惑いに包まれていた。

「今日、さ。『お母さん』って呼ばれちゃった」

「あの子たちに?」

「うん。イズルに」

「…そう」

あの子ならやりそうね、と感想を心の中で漏らす。
イズルという少年は、どうにも少しぼんやりしているところがある。

しかし、よくあることじゃない、とはレイカには言えない。
何故なら、『お母さん』という言葉はこの場合にはある重みがあるのだから。
親も知らずにいる彼らチームラビッツには、それが押し込められている辛さを考えさせるきっかけになりかねないのだから。


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