過去ログ - 一護「…あ」 フレンダ「…え?」
↓ 1- 覧 板 20
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 00:53:24.87 ID:CWkcaF2p0
「ねぇ、黒崎…」
「ん?」
じゃあ誰の?なんて、ありきたりなことを尋ねられはしなかった…
かわりに…
「本当に、幽霊なんてものが見えるわけ?」て
そんなことを、確認するかのような口調で尋ねられた
「黒崎一護…13歳」
「…?」
唐突に名乗りはじめた俺を、セイヴェルンは目を白黒させながら見上げている
「髪の色オレンジ、瞳の色ブラウン」
「ブラウンって…」
「職業、中学生…」
「特技…ユウレイが見える」
その白黒していた目が、だんだんとただのジト目へと変化していっている
「…よろしくな、セイヴェルン」
「…黒崎…」
「ちょっと、芝居がけ過ぎてキモいってわけよ」
「まじか…」
…まぁ、演技が得意なほうでもないしなぁ
「それと、いかにも言いにくそうに苗字を呼ぶのは止めてほしいってわけよ」
「そうは言われてもな…言いにくいもんは言いにくいんだよ」
そもそも、ヴ という発音自体が日本人には合わないんだと思う
「…だったら、名前で呼ぶといいわけよ」
「名前?」
「そう…フレンダ、ならそこまで言いにくくはないでしょ?」
「そっか…なら」
右手を、差し出す…
「よろしくな、フレンダ」
「うん、よろしくってわけよ!」
差し出した手が、握り返された
…たった二ヶ月で終わるはずの、物語のはじまりで…
だからこそ、わかっていた…こんなルール違反は、長くは続かないだろう、と
115Res/68.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。