過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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116: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/29(水) 00:46:30.28 ID:UJohCDjpo
男「もー……だからさぁ、こんな夜中に迷惑だってば。早く帰りなよ。怒るよ?」

開ければ、相変わらず少女が立っていた。
少しムッとしたような表情で、顔を突き合わせるなり食ってかかってくる。

淫魔「だ、か、ら! 違うって言ってるでしょ!? 話聞いてますか!?」

男「……『サキュバス』がどうとか?」

淫魔「そーそー、ちゃんと聞いてるじゃないですか。さっきから用件言ってますよね?」

男「『精液』だって?」

淫魔「うんうん。えらいえらい」

男「……こんな事言いたくないんだけどさ」

淫魔「はい」

男「いくらなんでも、『精液』なんて軽々しく口にしちゃだめだよ。『サキュバス』って設定の仮装でもさぁ」

淫魔「もー! 設定じゃないって言ってるでしょ? ほら、これならどうですか!?」

男「おっ!?」

目の前で――少女の翼が一気に数倍の大きさに膨れ上がり、ばさりと翻る。
身体を完全に包み隠せるほどの黒翼が視界いっぱいに広がり、市街の闇さえも飲まれた。
そのまま、ぱたぱたと煽いで見せてくれると――――再び、少女の翼は元の大きさに戻っていく。



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