過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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202: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/06/04(火) 03:20:09.92 ID:E/Gr+tAqo
淫魔「……でさ、さっきも訊いたけどよ。こんなトコに何しに来た?」

一脚だけ残っていた長椅子に隣り合わせに座り、素朴な少女と艶やかな淫魔が言葉を交える。
少女はちょこんと腰掛けているが、淫魔は足まで組み、ふんぞり返る姿勢で座っていた。

少女「……です」

淫魔「んん〜? 何よ、聴こえねーよー?」

少女「そ、その……好きな人が、いて……」

淫魔「何何? 聴こえないなー」

少女「で、ですから……好きな人が! いるんです!」

淫魔「そんなデカい声出さなくたって聞こえてるよ? 神様に縁結びのお願いでもしに来たんだろ?」

少女「あなたが訊いたんじゃないですか!?」

淫魔「アハハッ! いいねェいいねェ、そういうの。……でもさ」

少女「?」

淫魔「やっぱり言ったけどよ、ココ、御利益なんかねーよ。アタシが出入りできる時点でアウトだ」

少女「……そうなんですか?」

淫魔「こォんな悪そうな美人が出入りする教会、信じられんの? アタシは無理だね」


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