過去ログ - 異世界から来た超能力者が勇者になったら
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138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/01(木) 01:28:47.06 ID:FH42V9d80

しかし、少女の顔つきが一瞬にして変わる。

黒髪少女「ッチ…こんな時に」

少女は空を見上げる。

黒髪少女「男よ、君にはまた会うだろう。その時まで死なないよう気をつけろ、お互いな!」

地面を蹴り、空高く飛んで言った少女。
そのまま彼女は降りてこなかった。

男「…あれ?おれどうすれば」

すると、シャランッ、と鈴の音を鳴らしながら歩み寄ってくる少女と一緒にいた猫。

男「…おまえが戻してくれるのか?」

猫「世界は…変化する。それもまた定め。だが今は戻る時。来(きた)る世界はまだ先の先。
男よ…君はこの世界の事実を一人で確かめるか、また彼女が会いに来るまで待つかどちらを選ぶ」

男「    」

猫が突然喋ったことに男は驚き、唖然、呆然としている。
が、猫に名前を幾度と呼ばれ自我が戻る。

男「あ、あぁ…戻る。一人ではここに居てはいけない気がする」

猫「ふむ、直感では分かっているようだな、では男、貴様をもとの場所へ戻す」

猫がそういい終わると同時に男は再びめまいがした。

男「な…にを」

猫「戻すのだ…   …また会おう」

最後に男は猫ではなく、一人の男性の姿を目にした気がした。
その男性はどこかで見たような気がしたが、意識がもうろうとして考えることはできなかった。

男は倒れた。


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