過去ログ - モバP「大好きだから、――くれ」
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11: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:32:13.31 ID:hGaI4iceo
「……なんですか? ほら、いきますよ」

 まだ固まった思考回路が復活していないのに幸子に手を握られる。
 とても小さくて、少し冷たくて、可愛らしい手。

以下略



12: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:34:36.94 ID:hGaI4iceo
 それから数日、幸子とはまともな会話ができなかった。
 幸子が怒っていたというよりも、俺が怖くなってしまっただけだ。

 仕事の確認、送り迎え。幸子はきちんと仕事をこなして、スタッフにも褒められる。
 そこで俺は「よかったよ」の一言も言えずに、運転手として待っている。
以下略



13: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:36:35.64 ID:hGaI4iceo
 すまない、と素直な言葉が出た。
 バックミラー越しに映る幸子は、窓の外へと視線を移して聞く気はないようなそぶりをしている。

 当たり前のことだ。あぁ、でもそんな姿も愛おしい。

以下略



14: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:37:35.89 ID:hGaI4iceo
「このボクが手を握ってあげたのに振り払うなんて信じられません」

 まったくもってその通りだ。
 だけど、幸せすぎたんだ。幸子にとってはただの気まぐれかもしれないけれど。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/23(木) 20:37:44.21 ID:igY6MFD70
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16: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:39:33.78 ID:hGaI4iceo
「おはようございます、プロデューサーさん。相変わらずさえない顔をしていますね」

 翌日、何事もなかったかのように幸子が事務所へやってきた。
 ……いや、昨日までは朝の挨拶もなぁなぁでいたから割と久しぶりな姿かもしれない。

以下略



17: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:40:10.88 ID:hGaI4iceo
 その日の仕事は、見違えるようにうまくいった。

 というよりも、本来のポテンシャルを引き出せたというのが正しいのだろうか。
 幸子は努力家だ。どんな場面でも平気な顔をして、無茶なことにもこたえようとする。

以下略



18: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:40:49.29 ID:hGaI4iceo
 帰りの車までの道も、幸子は俺と手をつないでくれた。
 その握りしめたらつぶれてしまいそうな小さな手にそっと手を重ねる。

 あぁ、やっぱり幸子は可愛い。

以下略



19: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/05/23(木) 20:42:15.77 ID:hGaI4iceo
とりあえず今回分はここまで

ウサミン星から電波が飛んできた気がした
地の文の練習を兼ねてなのでアドバイスがあったらください


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/23(木) 20:45:48.94 ID:d07CM7L9o

期待


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/23(木) 21:14:36.01 ID:Cbc/Z+ZQo
これはPの爆発が楽しみ


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