過去ログ - モバP「大好きだから、――くれ」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/23(木) 20:14:17.74 ID:hGaI4iceo
すまないな、と詫びると「本当にあなたはダメなんだから」と不満を漏らす。
別に、本気で怒っているわけではないだろう。
いつもなら事務所に入ってきてすぐに声をかけてやっていたのが、今回は少しタイミングがズレてしまったのが気に入らないのだ。
そんな些細なこと、と思うかもしれない。
だけど彼女にはそれがとても大きなことなのだ。
自分の思い通りにならないことが嫌いで、世界は全部自分を肯定していて。
それこそ、自分を中心に世界が回っていると思っている。ただ、それだけのことなのだ。
そんな生意気な彼女が愛おしい。可愛らしくて、可憐で、そして――
「プロデューサーさん? ボクの話を聞いてますか?」
あぁ、いけない。もちろん、きちんと聞いている。
幸子の声はたとえため息でも聞き逃したくないとさえ思っている。
だけれど、その意味を脳が理解するかどうかは別問題だ。
必死にフォローをして、どうにか機嫌を直してもらえたようだ。
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