過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:28:25.93 ID:raX+wY0oo
真奥「よう」

恵美「軽いわね。これでも宿敵同士の対峙よ」

全てが終わった次の日。
私は彼と始めて出会った交差点で、バイト帰りの彼を待ち伏せしていた。
ええそうよ、ストーカーよ。
もう手段は選ばないと決めたのよ。

真奥「で、今日はなんだ? お礼参りか?」

恵美「愛の告白、ってのはどう?」

真奥「……」

恵美「半分冗談よ」

真奥「半分本気かよ」

わりと勇気を出して言ってるんだから、もう少し恥ずかしがるなりしてくれないかしら。
憮然としたまま彼の横について歩く。
彼もデュラハン号から降りて歩き出した。

恵美「これ、あげるわ」

真奥「ん?」

恵美「傘。前に借りたでしょう? そのお礼」

真奥「あー、そんなこともあったな。サンキュ……ってあれ貸したまんまじゃなかったか?」

恵美「だから交換。あれは私がもらうから」

真奥「いや、釣り合ってなくね? これ結構高いだろ。あれ郵便ポストに引っかかってたやつだぞ」

恵美「"真奥貞夫"と出会った思い出の品よ。一生取っておくわ」

真奥「……ああ、そう」


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