過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:28:55.22 ID:raX+wY0oo
会話が途絶える。
いや、立場上宿敵同士なのだから呑気に雑談するほうがおかしいのだが、
どうも先日私が(実質)告白して以来、彼はどことなくそっけなくなった気がする。
最初は私が勇者と判明したから、と思っていたが、
もしかして案外彼は、ただ普通に恥ずかしがっていたりするのではないだろうか?
それこそ、見た目通りの純朴な青年のように。
だとしたら、少し、嬉しい。

なので試しに私からは話題を振らずにいると、

真奥「……それ、何持ってんだ?」

彼から話しかけてくれた。やった。

恵美「さっきスーパーで色々食材買っておいたの」

恵美「これから夕飯作りに行ってあげる。これも前に言ったわよね? ああ、金出せなんて言わないから安心しなさい」

真奥「……俺も前に言ったと思うが、芦屋が作ってくれてるよ。今日も」

恵美「黙んなさい。あいつに女子力、ううん、嫁力で負けるわけにはいかないの」

真奥「部下で男だけど、あいつ」

恵美「嫁よ。新妻よ。あれでもし女性だったら本気で決闘を申し込むところだったわ」

結構本気で。
もしも芦屋に惚れる女の子が現れたら、コンプレックスを感じて
苦労するんじゃないかなあと、まだ見ぬ誰かに同情。


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