過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」3
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[saga]
2013/05/28(火) 03:03:15.43 ID:QRP8IWkqo
千早「我那覇さん、いえ……響」
千早「それこそが、今の私達にとって必要なこと。
自分の気持ちに正直になって、隠し事は無しにすること……」
千早「……そうでないと私達は、これから先に進めない。
響も私も、きっと……、お互いに言えない『秘密事』を抱えすぎた」
響「ち、千早? 何言って……」
千早「もう、腹の探りあいはやめにしましょう」
響「……っ」
響(……千早が、なにか、言おうとしてる)
響(それはきっと、自分が──ううん、自分達が、
ずっとずっと大切にしてきた、『自分だけの秘密事』で──)
* * *
千早「……響」
千早「私はプロデューサーに……、特別な感情を抱いてるわ」
響「っ! それ、って……」
千早「……簡単に言ってしまえば、こう」
千早(……最初は、こんな感情、認めたくはなかった。
私とプロデューサーは、ただの仕事上の関係だからって、自分に言い聞かせていた)
千早(そうでないと、とても自分を保っていられなかったから)
千早(……でも私は、いつからかしら)
千早(いつだって私のために親身になってくれて、
アイドルではない、ただの『如月千早』を大切にしてくれるプロデューサーのことを……)
千早(アイドル活動をしているときも、プライベートでも、
常に頭の隅で考えるようになってしまっていた)
千早(私は──……)
千早「……私は」
千早「プロデューサーのことが、好きなのよ」
響「……!」
千早「……あなたに負けないくらい、強く、強く、彼のことを想っている」
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