過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカスペシャル 8MAGICAS
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17: ◆yPM1SyiJfg[saga]
2013/05/26(日) 12:29:48.54 ID:zIjOChQK0
『次の日』

まどか「大きい家だな、ここで間違ってないよね」

その日まどかは織莉子の家の前に立っていた
さやかを止めるための仲間を集めるためである
昨日のほむらの話から判断して織莉子は魔法少女の親玉みたいなものだとまどかは推測した
だから、織莉子に話を通せば手早く済むとまどかは考えたのだ
あまりの家の大きさに緊張していたが、まどかは意を決して呼び鈴を鳴らした

織莉子「はーい、どなたかしら?」

まどか「あの、美国織莉子さんですか?」

織莉子「ええそうよ、ご用件は何かしら?」

まどか「ええと、話があるんだけどこれを見れば分かってもらえるかな?」

まどかはポケットからソウルジェムを取り出して織莉子に見せた

織莉子「…紅茶を入れるわ、遠慮しないで中に上がってちょうだい」

『織莉子の家のリビング』

織莉子「おまたせ、砂糖はいくつ入れる?」

まどか「あ、結構です」

織莉子「分かったわ、それで話ってなに?」

まどか「私の友達を助けてほしいの」

まどかは魔法少女になってからのことをすべて織莉子に話した
話を聞いているあいだ織莉子は紅茶に口をつけているだけだったが
まどかの話が終わると織莉子はカップをソーサーに置いた

織莉子「なるほど、話は理解出来たわ」

まどか「それじゃあ」

織莉子「だけど協力は出来ないわ」

まどか「え?何でですか!?」

織莉子「仮に私が協力して、美樹さやかの問題を解決したとしましょう」

織莉子「そしたらもう二度と同じような問題は発生しないと保障出来ますか?」

織莉子「この程度の問題は世の中には正直言って有り触れています」

織莉子「でなければ魔法少女の存在意義は皆無に近いでしょう」

織莉子「あなたはこの世のすべての問題に対して真剣に向き合えるとでもいうのですか?」

まどか「それは…」

織莉子「分かったのならお引き取り願います」

まどか「はい…」

織莉子「最後に一言だけ言っておきます」

織莉子「この世界に生きている人間は皆魔法少女と言っても過言ではないのです」

しょぼくれながらまどかが家から離れていくのを見守りながら織莉子は考え事をしていた

織莉子(本当は彼らの欲望を受け止められない限り、世界中の人々を真の意味で救うことは出来ないのでしょう)

織莉子(だから私の例の魔女を倒して成そうとしている救世も真の意味では救世ではないのかもしれない)

織莉子(でも、もう賽は投げられたから後戻りはできないわ)

織莉子(それにしても鹿目まどか…予知だと例の魔女が出現する日まで生存している)

織莉子(マークしておく必要はあるわね…) 



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