過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/31(木) 23:44:48.53 ID:tQce737No
黒服「それと……もう1つだけ注意点がございます……」

黒服「切断した指の数が両者同じだった場合ですが……」

黒服「その時は真瀬様の勝ち≠ニさせて頂きます……」


郁乃「ほうほう……。真瀬ちゃんに有利な条件やねぇ……?」


黒服「この優位性は、ラーの天秤が示した結果を考慮しての事……」

黒服「即ち、指1本分が真瀬様に与えられたアドバンテージ≠ナございます……」


郁乃「なるほどなるほど、そうゆう事かいな……」

郁乃「あの正当性の差が、指1本分に相当するっちゅう事やな?」


黒服「イエス」


由子(開始の時点から……指1本分私が洋榎をリードしている……)

由子(と言う事は、このまま洋榎が指を切らなければ……私の勝ち……?)


郁乃「さてさて、これで追う者≠ニ追われる者≠ェ決まった訳やけど……」

郁乃「指1本の差なんぞ、有って無い様なもんかもしれんなぁ〜」

郁乃「見てみぃ、真瀬ちゃん……。洋榎ちゃんのあの気迫……!」


郁乃に言われ、由子は洋榎に視線を向けた。


洋榎「…………」ゴゴゴゴゴッ......


由子「っ!!」


殺気に満ち溢れた目で洋榎もこちらを睨んでいる。
由子は恐怖の余り思わず悲鳴を上げそうになった。


由子(本当に……洋榎なの……?)


それは自分が知っている愛想の良い友人の顔ではなかった。
もう話し合いで済ませられるレベルを完全に超えてしまっている。
こちらが何を言おうとも、洋榎は説得に応じず勝負を挑んで来るだろう。


由子「……っ」


由子(切る……洋榎は絶対に切る……)

由子(躊躇う事無く……自分の指を切り落とす……!)

由子(この勝負、無血による決着は有り得ない……。洋榎はそれを許さない……)

由子(せやったら……私は……どうする……!?)


郁乃「クククッ……おもろなって来たわ〜……」

郁乃「果たして真瀬ちゃんは洋榎ちゃんから逃げ切る事が出来るかなぁ〜?」ニマァ......



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