過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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861:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/20(水) 02:45:45.73 ID:0vEhL5pco
モニターに映し出されている絹恵の画像の横にある数字が0から1≠ノ変わった。


郁乃「イヒヒッ……次は真瀬ちゃんの番やでぇ〜?」ニタァ......


由子「……っ!」


破裂しそうな程に激しく鼓動する由子の心臓。
自らの胸に手を当てそれを鎮め様とするも治まらない。
息遣いが乱れ、奇妙な呼吸音を発している。


郁乃「指切りを止めなかったんは絹恵ちゃんに対する同情〜?」

郁乃「くくくっ……。甘いなぁ〜真瀬ちゃんは……」

郁乃「けどぉ……そんな君でも攻守が逆転して分かったやろ……?」

郁乃「自分が如何に危うい立場に置かれとるかが……」

郁乃「他人に気を遣えるほど君には余裕なんか無いんやで?」


由子「……っ」


郁乃「まっ、そんなんは今更ゆう事やないし、こっちに置いといてぇ……」


郁乃「理由はどうあれ、最終的に絹恵ちゃんは自分で指を切る事を選んだんや……」

郁乃「今度は君が選択する番や……。自らの意思を以ってなぁ……」


郁乃「ここで勝負を終わらせるか、あるいは続けるか……」

郁乃「全ては君次第やからな……?」


由子(私が……選択する……切るか……切らざるか……)


素直に敗北を認めれば、痛みを負う事無くこの戦いは終わる。
だが、その先に待ち受ける未来に果たして希望はあるのか?

ここが自分の生≠ゥ死≠決める最終分岐点だとしたら……。


郁乃「せやけどぉ〜……」


苦悩する由子に対し、郁乃は意外な言葉を口にする。


郁乃「いずれの選択肢を選んだとて、この勝負はそこで終局やろな」



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