過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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[saga]
2013/11/23(土) 16:22:33.79 ID:8KmWWr6eo
神々しい光を放つ、鋭く尖った鋏の先端部分に3人の視線が集まった。
刃渡り10cmを超えるそれで刺されれば、場所によっては致命傷にも成り得る。
由子「刺す……? この鋏で……?」
恭子「あぁ……。心臓目掛けて一突きや……!」
由子「えっ……!? そないな事したら……死んで……」
恭子「……しゃあないやろ。一撃で致命傷を負わせな、うちらがやられるからな」
恭子の瞳に宿る、人殺しをも辞さんとする固い決意。
恭子「あいつらは……うちらを本気で殺す気なんやで……?」
恭子「なら……! 逆にうちらに殺されても文句は言えん筈や……!」
恭子「あの2人には……ここで死んで貰う……っ!」
由子「2人……? まさか……代行も殺す気なん!?」
恭子「あぁ……勿論や……」
由子「そ、そんなっ! 別に殺さなくてもええやろ!?」
恭子「いや、あの人は危険過ぎる。生かしておけば、何しでかすかも分からん」
由子「だからって……」
恭子「甘いで由子っ! 代行が何をしたか、もう忘れたんか!?」
由子「っ!?」ビクッ
郁乃達には話が聞こえぬ様、ひっそりと会話をしている3人。
その抑えた声量の中にも、底知れぬ怒りの感情が込められていた。
恭子「代行は……善野監督を殺したんやぞ!? しかも笑いながらやっ!」
恭子「そんなん、人に出来る所業やないっ! せやろ、由子っ!」
由子は恭子の迫力に圧倒され首を縦に振った。
恭子「あいつは人間やない……! 人の皮を被った悪魔や……っ!」
恭子「周囲に災厄を振り撒く悪鬼……存在そのものが悪≠ネんや……っ!」
恭子「ここで代行を確実に仕留めとかな……必ずうちらに災いを齎す……!」
恭子「うちらやて、殺るか殺られるかの崖っぷちに立たされとるんや!」
恭子「躊躇う必要は無いっ! 一瞬でも隙を見せたら、死ぬんはうちらやぞっ!」
洋榎「…………」
洋榎「代行と黒服を殺す……か……」
洋榎「まさか恭子の口からそないな台詞が聞けるとはな……」
恭子「うちも必死なんや。追い詰められれば猫やろうと虎やろうと噛み殺すで……!」
洋榎「……そうか。恭子の考えはよう分かった」
洋榎「せやけど……それは無理や……」
恭子「っ!?」
洋榎「お前の策では……全員が助かる未来を掴み取る事は出来ん……っ!」
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