過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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[saga]
2013/11/24(日) 17:20:14.28 ID:KbOqYuZRo
由子(私達が殺す……代行を……人間を……)
2人の会話に入れず、聞き役に徹していた由子。
生き残る為には、敵である代行を排除しなければならない。
彼女は冷酷かつ残忍な悪魔≠ナあり、同情の余地も無い。
とは言え、能動的に人殺しを行う事には抵抗があった。
自身の中にある倫理観が由子に疑問を投げ掛けてくる。
本当にそれで良いの?
そんな由子の心の迷いなどお構い無しに、
洋榎と恭子は郁乃殺し≠前提に話を進めていた。
恭子「断罪の時は来た……。あの悪魔に……裁きの鉄槌を下すんや……っ!」
恭子は幾度と無く代行の事を悪魔≠ニ称し、怒りの言葉を放った。
恭子の中にも、人を殺める事に対する罪の意識があったのだろう。
相手を諸悪の根源と断定し、人ではなく悪魔と決め付ける事で、
無意識の内にその罪から逃れようとしていたのかもしれない。
あるいは、これから行う人殺し≠完遂する為に、
鼓舞するが如く自らに暗示を掛けていたのだろうか。
由子(私に代案は無い……。故にこの計画を否定する権利も無い……)
由子「ねぇ……2人の話は分かったけれど……」
由子「それじゃあ……誰が代行を殺すの……?」
恭子「……っ」
洋榎「…………」
計画の核心を衝く由子の一言に、恭子は顔を曇らせ斜め下を向いた。
洋榎は無表情のまま空を仰ぎ、小さな声で何か独り言を呟いている。
恭子「それは……」
親友に郁乃の殺害を教唆する事に後ろめたさはあったが、
恭子は口籠もりながらも、洋榎の名を言おうとしていた。
3人の中で身体能力が最も優れているのは洋榎であるし、勘も鋭く度胸もある。
郁乃殺しの実行者は洋榎が適任である事は、誰もが満場一致で認める所だろう。
先ほど洋榎に足手纏い≠ニ誹謗された影響も無い訳ではない。
汚れ役を買って出たい気持ちはあるが、大局を見誤ってはならない。
今は確実に郁乃を仕留める事が重要であり、それこそが最優先事項なのだ。
恭子「それは……ひろ……」
洋榎「 由 子 や 。」
恭子「っ!?」
由子「っ!!」
洋榎「代行を殺すんは……由子や……」
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