過去ログ - 【安価】エレン「オレが最強の兵士に?」アルミン「家族になりたい」3【育成】
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2013/05/30(木) 05:38:18.82 ID:+HT0fDRq0
「あったあった…なんか汚れたなぁ…
悠希、なんか拭くモン貸してくれよ」
「んー…俺今忙しいんだよねー…」
以下略
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2013/05/30(木) 05:40:07.88 ID:+HT0fDRq0
龍輝は口を噤み、視線を下に向けた。
恒祐が既にこの世にいないということを思い出したのだろう。
冗談ではないか、ドッキリではないかと思っていても、顕昌や圭の亡骸を目撃してしまっている以上はプログラムが本当に進行しているということを頭の中のどこかで認識しているのだ、華那も、龍輝たちも。
「…実際さ、どうなんだろうな。
以下略
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2013/05/30(木) 05:40:35.63 ID:+HT0fDRq0
華那は、鷹城雪美(女子九番)に対して苦手意識を持っていた。
雪美は自分のことをあまり語らないミステリアスな部分もあるが、基本的にはとてもおっとりとしていて穏やかな笑顔を絶やさない穏やかな人だ。
それでいていつも華那たちの手を引いて導くような優しさのあるリーダーシップを持っているので、千世はいつも雪美を頼っているし、古都美は雪美にべったりだ。
以下略
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2013/05/30(木) 05:41:09.82 ID:+HT0fDRq0
鷹城雪美(女子九番)は、少し大人しめで目立たないごくごく普通の女の子――と周りから見られるように生活してきた。
雪美の実家は少々という修飾語がとても似合わない程に特殊だ。
何を隠そう、雪美の家は、関東一円でその筋の者からは恐れられている極道“鷹城組”。
祖父が組長を務めており、雪美も家を出入りする祖父の部下たちからは“お嬢”と呼ばれ祭り上げられている。
以下略
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2013/05/30(木) 05:42:57.69 ID:+HT0fDRq0
3人共リーダーシップをとるような性格ではなかったこともあり、いつの間にか何となく雪美がグループのリーダーのような存在になっていたが、それでも目立つことはせずにクラスで浮くようなこともしないように、イベント事には消極的ながらも参加して他のグループと確執ができないように皆をさり気なくリードした。
千世はいつも頼ってくるし、古都美はいつも雪美の傍にいるようになった。
正直、隠れ蓑のために作った友人なので、頼られ過ぎると面倒に感じるし、いつも付いてくるのは鬱陶しいことこの上ないのだけれど、そんな気持ちはおくびにも出さずに優しく頼れる雪美像を崩さないようにしてきた。
しかし、華那だけは違った。
以下略
953
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2013/05/30(木) 05:45:03.31 ID:+HT0fDRq0
雪美は再び僅かにぴくりと眉を上げた。
成程、いつも主流派グループの中で馬鹿みたいに騒いでいる馬鹿な集団の一員だという認識しかなかったが、悠希は痛みに苦しみながらも頭はしっかりと働いているらしい――少々侮っていたようだ。
悠希の指摘通り、雪美たちは教室を出発してそう時間が経たないうちに、本部から左程離れていない場所で、一足早く教室を出発していた城ヶ崎麗(男子十番)・木戸健太(男子六番)・朝比奈紗羅(女子一番)・鳴神もみじ(女子十二番)を発見した。
このメンツを見た時に、リーダーに指名されていそうな人物はどう考えても麗しかいないという予想をし、雪美は賢吾に指示をして麗を襲わせた。
以下略
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2013/05/30(木) 05:45:30.44 ID:+HT0fDRq0
雪美は再び僅かにぴくりと眉を上げた。
成程、いつも主流派グループの中で馬鹿みたいに騒いでいる馬鹿な集団の一員だという認識しかなかったが、悠希は痛みに苦しみながらも頭はしっかりと働いているらしい――少々侮っていたようだ。
悠希の指摘通り、雪美たちは教室を出発してそう時間が経たないうちに、本部から左程離れていない場所で、一足早く教室を出発していた城ヶ崎麗(男子十番)・木戸健太(男子六番)・朝比奈紗羅(女子一番)・鳴神もみじ(女子十二番)を発見した。
このメンツを見た時に、リーダーに指名されていそうな人物はどう考えても麗しかいないという予想をし、雪美は賢吾に指示をして麗を襲わせた。
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2013/05/30(木) 05:45:59.31 ID:+HT0fDRq0
いつも勝気で元気一杯に馬鹿なことをしている龍輝が、驚愕と悲愴を混ぜたような打ちのめされた表情を浮かべ、唇を震わせていた。
「まさか…ケンがそんなことするはずない…ッ!!
会長はやらないって言った、会長が自分の意見を曲げるはずがないッ!!
紗羅ももみじも、会長の意見に従わないわけがないッ!!」
以下略
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2013/05/30(木) 05:46:57.40 ID:+HT0fDRq0
「…いいよ雪ちゃん…嘘吐いて誤魔化したりしなくても。
かなのこと、簡単に騙せると思った…?」
「はァッ!?
華那、アンタ、雪ちゃんの友達のくせに、さっきから酷くない!?」
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2013/05/30(木) 05:47:58.54 ID:+HT0fDRq0
この中で最も運動能力の劣る華那はこけそうになっていたが龍輝にひきずられるように走っていたし、悠希は一度真子を庇って傷を負ったというのに懲りることなくまだ真子を護り続けている。
ああ、なんて、うすら寒い光景。
雪美は「かーなーちゃんっ!」と叫んだ。
龍輝に引きずられていた華那がはっと振り返ったので、雪美は華那が厭っているであろう感情を伴わない笑顔を浮かべてみせた。
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