過去ログ - 【安価】エレン「オレが最強の兵士に?」アルミン「家族になりたい」3【育成】
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983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/30(木) 08:08:44.36 ID:+HT0fDRq0
プログラム――それは生徒同士を戦わせ、生き残った一人のみが、家に帰ることができる、わが大東亜共和国専守防衛陸軍が防衛上の必要から行っている戦闘シミュレーション。
中学3年生で知らない人はいないと思う。
そして、みんなはそれを恐れている。
雪倉早苗(女子16番)は顔面蒼白となった。
まさか、こんな暴力的なものに選ばれるなんて。

早苗はクラスメイトが騒ぎ出した声で目を覚ました。
何事かと後ろの席の小泉洋子(女子6番)に訊くと、洋子は「プログラムに選ばれたかも」とだけ答えた。
早苗の横、矢口宗樹(男子21番)が「ちくしょう」と険しい顔をしていた。

しかし、早苗は信じなかった。
1年間でプログラムの対象となるのは、全国で何万クラスとある中学3年生のクラスの中のたったの50クラス。
選ばれる確率なんてほとんど0%に近い。
宝くじで1等を当てるような確率だって誰かが言ってたような気がする。
どうせ冗談好きな土谷和(男子10番)あたりが言った冗談だと思った。

しかし、これは嘘ではないようだ。
今しがた東田晴樹(担任)が入ってきた。
片目を隠した男と、金髪の髪を逆立てた(宗樹のようだ、と思った)早苗たちと年齢差がなさそうな少年と、黒髪のクールそうな少年と、ピンクの髪のかわいらしい少女も一緒に。
片目を隠した男が言った。
対象クラスに選ばれたんだ、と。

「みんな、静かに」

東田がパンパンと手を叩いた。
その表情はとても暗い。
こんな表情の先生は初めて見た。
うるさくしていた生徒たちも静かになった。
東田は続けた。

「えっと、まずはこの人たちの紹介からするぞ。
 右から渦巻鳴戸君、内刃佐助君、春野櫻さん。
 この3人は今回のプログラムを補佐してくれる軍人さんたちだ。
 みんなより1つ年上なだけだけど、えらい人たちなんだよ」

東田が言うには、金髪少年が渦巻、黒髪少年が内刃、桃髪少女が春野らしい。

「それから、こちらの方が畠案山子(はたけ・かかし)さんだ。
 この方は至らない僕のサポートをしてくださる方なんだよ。
 僕は今回のプログラムの担当教官でもあるからね」

片目のおじさんは軽く会釈した。

「おい、東田!」

早苗の2つ後ろの席、不良グループリーダーの江原清二(男子3番)が声を上げた。

「なんでテメェ、そんな事してんだよ?
 ただの数学教師なだけのくせしてよぉ!
 テメェはただ数学だけ教えてりゃいいんだよ!!」

「同意見だ、俺たちには理由を聞く権利があるんじゃないのか?」

早苗の前の席、同じく不良グループの都竹航(男子11番)も発言した。
確かに早苗も納得できない。
東田がこんな事をしている理由がわからない。

「それは…」

言葉を濁した東田の代わりに、横にいた畠が前に出た。

「先生は自ら担当教官になることを望んだんだよ?
 いいかい、これから発言する時は手を挙げるんだよ。
 じゃないと殺しちゃうからな!」

東田は下を向いた。
畠は手裏剣を出した。
清二がちっと舌打ちをしたのが聞こえた。
航は椅子に深くもたれかかった。
東田は話を始めた。


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