過去ログ - まどか「ネコみたいなのを飼うことになった」
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2014/03/30(日) 15:05:15.20 ID:8PsapEBj0
ありまくりだけど、そんなこと口が裂けても言えなかった。
マミ「それはたぶん、もふもふちゃんがいなくなるからだと思いますよ」
知久「そ、それは本当かい!?」
マミ「えっ」
するとおじさんが今までにないぐらい慌てて顔を近づけてきた。
マミ「!?」
真剣な眼差し。それを真正面から見つめられなくて――。
思わず目線を逸らしてしまう。
知久「ごめん。びっくりさせてしまって」
おじさんはわたしから一歩いて胸を撫でおろし、ほっとしたような顔をした。
そしてわたしも釣られるように右手を胸に当てて、高ぶる心臓を抑えようとした
びっくりした……。
男の人とこうやって近くでしゃべったことって、あんまりないから――。
知久「そうか……ほむが……」
マミ「おじさんは、ほっとしているみたいですけど?」
知久「えっ? あはは。いや、ちょっとね。
たぶんぼくの勘違いだからいいんだ」
おじさんはなんでもないよというように笑っていた。
勘違い?
まさかおじさんも鹿目さんの気持ちに気づいていたんじゃ?
知久「でもそうなると、寂しくなるね。そうか。だからまどかは最近元気がなかったのか」
マミ「もふもふちゃんの秘密って、家族みんな知ってるんですか?」
知久「いや、たぶんぼくだけしか気づいてないと思うよ。 まどかが風邪を引いているとき、たまたま見つけただけだから」
マミ「……おじさんはやっぱり、やさしいんですね」
知ってて黙ってるなんて……。
知久「ほむがうちに来た時から、家族が一人増えたみたいでぼくも楽しかったんだよ。
でもあの子が人間だって知ったときから、帰る場所がきっとあるんだろうなって思って。
いつかきちんとその話をまどかともしなければいけないと思っていたんだ」
帰る場所。
どうなんだろう。暁美さんは未来から来たと言っていたけれど、果たしてあの子にはそれがあるのかどうか。
もしかしたらわたしみたいにもう……。
知久「ぼくが何か特別心配をする必要はなかったんだね」
それ以上わたしは何も言えなかった。
それから、わたしはおじさんと他愛のないことを話して、時間を過ごした。
学校でも友達と話しが合わないような一人暮らしでの悩みや、生活のことを相談できた。
さすが主夫をしているだけあってなんでも知っていると感心する。
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