過去ログ - エド「俺たちが助けるんだ!! そうだろ!?」 上条「・・・おう!!」
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/06/09(日) 15:31:38.20 ID:yGPOoMBV0
圧倒的だった。未だに正体不明の能力者は防戦一方を余儀無くされている。
今のエドに容赦はなかった。ありったけの感情を術に乗せ、相手に解き放っている。
地面から襲いくる槍が、または捕縛するかのように迫り来る壁が、エドの激情を表しているかのように。
現在の彼の表情には、様々な思いが見て取れる。戸惑い、驚き、少しの喜びなど。ただし、それらよりも遥かに強く顕在しているのは、"怒り"であった。しかし、その矛先は敵に向いていない。行き場のない怒りが、仕方なしに向かっているかのようだ。


上条「おいアルフォンス!! エドは錬金術が使えないんじゃなかったのか!? バリバリつかってんじゃねぇか!」

呆気に取られていたアルフォンスは、上条の問いかけにより正気を取り戻した。

アル「いや・・・、確かにそうなんだ。絶対に兄さんは術を使えないはずなんだ。なのに・・・。」

エド「アル、上条。」

その声は悲痛と激昂に彩られていた。否応なしに二人の意識はエドに傾く。

エド「話したいことがある。こいつらさっさとぶっ飛ばして上条の家に行こう、いいな?」

アル上条「りょ、りょーかい」

肯定しか選択肢がなかった。
三人は再び眼前の敵に向き合う。決着はもう少しでつきであろう。
しかし、三人( 美琴)は知らなかった。ここにもう二人、信じられないような速さで近づいてくる者たちがいることを。



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