15: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:57:03.65 ID:r1VERYna0
「寝足りないの? でも、家に帰るまで我慢して」
「くぅ……」
でも、どうやってプロデューサーの目を誤魔化そう……?
ちひゃーが入れるような大きさの鞄も無いし……
16: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:57:48.73 ID:r1VERYna0
「ごめんなさい、お待たせしました」
「あ、ああ……ところで、頭の上のソレはなんだ?」
そう。
頭の上にちひゃーを乗せてそういう「モノ」だと言い張る作戦。
17: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:58:17.69 ID:r1VERYna0
「気のせいですよ、ぬいぐるみが動く訳ないじゃないですか」
「そ、そうだよな……はは……」
何気無く時計を見ると、既に6時を過ぎていた。
18: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:58:46.41 ID:r1VERYna0
「ぺしぺし」
ちひゃーが時々、私の頭を叩く。
「どうしたの? 今、帰ってる途中だからまだじっとしてて」
19: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:59:32.31 ID:r1VERYna0
今思ったけど……連れて来て良かったのかな?
とりあえず、意思疎通を図るべく適当な白紙を一枚床に広げ、そこにちひゃーを座らせた。
「そこに色々書いていいからね 思った事とか」
「くっ! ゴソゴソ」
20: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 18:00:07.15 ID:r1VERYna0
「えっと……おねぼうさん?」
「くっ! ビシィ」
私の方を指さしている。
21: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 18:00:46.09 ID:r1VERYna0
「ブンブン」
「えっと……」
「おねーちゃんもきにしないで……って励ましてくれてるの?」
「くっ!」
22: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 18:01:22.75 ID:r1VERYna0
「がっ!?」
「くっ!」
ちひゃーが顔の上に乗って来た。
23: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 18:02:03.32 ID:r1VERYna0
いや――こんな事で終わってたまるかッ!
「ぶはっ!」
「ゴロンゴロン ぼふっ」
24: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 18:02:41.83 ID:r1VERYna0
「あ、あれ? ちひゃー?」
「zzzzzzz」
そのまま眠ってしまった。
25: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 18:03:10.35 ID:r1VERYna0
これからのちひゃーとの生活はどうなっていくのか……?
初日でこれだけ色々な事があったのに更に何かが起きる事になるだろうし……
ちょっとだけ湧き上がる不安。
でも、その裏には楽しみも沢山ある。
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